そもそも、BB(ボトムブラケット)の役割って何だ❓
通称BB、ボトムブラケット(Bottom Bracket)は、フレームの一番下の中に隠れていて、普段は目にする事もない地味〜なパーツ😅
しかしBBには、ライダーのクランクからのパワーをしっかりロスなく伝えるという重要な役割があります。
具体的には、ペダルから繋がるクランクシャフトをしっかり支え、クランクを効率よく回転させる事☝️
ロードバイクの場合、「いかにより効率よく回転するか?」というのが、とても重要なんです。クランクが軽く回れば回るほど、速く走れる!って事ですね😀
TOKEN「ninja」BBの噂って何⁉️
グストの純正BB(ボトムブラケット)は、FSAのMS169。
調べてみても、これといった情報は見つからないので、普通のBBなんでしょうね😀
唯一の情報は、ベアリングがスチールって事くらいです。
そこで今回、「訳あって2台目のグスト」を作り上げるにあたり、BBを「噂」のTOKEN「ninja」BB841T-41TBTに交換する事に😄
うちのグストの純正BBは「プレスフィット(圧入式)」で、BBの脱着に専用工具が必要だったり、作業に手間が掛かり少しめんどくさい。
しかし、TOKEN「ninja」は「スレッドフィットBB」で、いわゆるねじ込み式なので、BBの脱着がとても簡単!メンテナンス性はこちらが断然良い!
さらに、ただでさえTOKEN「ninja」は性能の優れたBBですが、型番最後の「TBT」があるか無いかで随分違うんです💦
「何が違う❓」
ベアリングが上等なので、回転性能に差が出るんです!
しかし、その分値段も上等ですが・・・😅「どうせやるなら最上級試そう!」という事で、こちら↓
その「噂」って言うのは、とにかく「ペダリングが軽くなる❗️」らしい☝️
BBの回転性能がとても良いので、ライダーが生み出したパワーを効率よく伝えてくれる、だから「軽い❗️」
それだけではありません。
他にもTOKENテクノロジーによる、いくつかの優れた特徴があるんです😀
特徴1
TOKEN「ninja」は「スレッドフィットBB」で、左右のシェルの中に雌ネジ雄ネジが切ってあり、両端からネジを締めていくと少しずつ圧入される、と言う仕組みです。
従来のプレスフィット(圧入式)BBと比べると、脱着時の専用工具や「叩き出す!」という荒技も必要無し😄ということは、普段のメンテナンスや交換も、手軽に楽に作業出来ますね。
さらに高精度かつピッチの狭いネジなので、左右連結によって剛性と回転性能が向上します。
特徴2
TOKENのBBに採用された、特許取得済みのシール構造「X-SEAL」が使われていて、非常に精度の高いシールによる優れた防水性能、回転部品間の接触の低減を実現しています。さらに、水や異物の浸入が少なくなるため、ベアリングの耐久性もアップ!
特徴3 フュージョンテクノロジー仕様のBBで、「アルミ製のカップ部分に樹脂コーティング」が施されており、しっかりフレームにはまり込みます。さらにカップ部の樹脂コーティングは、フレームを傷から守りながら、音鳴りの発生も防止!
特徴4 回転性能に優れた「TBT(ティラミックベアリング)」は、チタンコーティングされたレースとコーン、グレード5セラミックボールと特別に設計されたデュアルリップシールによる構成。
セラミックポールは頑丈で、非常に軽量、さらに腐食に対して耐性はありますが、未処理のスチールレースを傷つけてしまうため、ベアリングレースをチタンコーティングすることで、耐久性と回転性能を両立!
特徴5 「シマノホローテックIIクランク対応」で、3つのフレーム規格(シマノプレスフィットBB86、BB89.5、BB92)に適合。取り付けはシマノホローテックIIの工具で対応出来ます。
これらの特徴が「噂」の「理由」ですね☝️
ちょっとお高い、TBTベアリング使用モデル
TOKEN(トーケン ) ninja BB841T-41TBT
コスパの優れた、プレミアムベアリング使用モデル
さて、交換作業です❗️
圧入式BBを外すには、専用工具が必要
グストのBBはプレスフィット(圧入式)なので、脱着には専用の工具が必要になります。
「専用工具かぁ〜、無いと作業出来ないしなぁ〜」
ですが「ninja」に交換するとその工具は必要なくなるので、
「無駄な買い物になってしまうなぁ🤔」
と、いつもの如く専用工具とは悩ましい存在・・・。
専用工具も2種類あり、BBを内側から引っ叩いて外す激しいタイプと、BBを内側から優しく引き抜くタイプ。
「方法としてどっちがいい?」と聞かれたら・・・
カーボンフレームのバイクの作業方法で、「引っ叩いて」という作業自体、構造上と精神衛生上よろしくないので、迷いなく「優しく引き抜く」ですね🤣
優しく引き抜く専用工具はこんな工具⬇︎
当然ながら、工具のお値段も優しくする分お高くなるので、一回限りの作業でお蔵入りはちょっとなぁ・・・。
ググってみたら、やはり同じ考えを持ってる方々がたくさんいらっしゃる😀
「コレ、作れそうじゃん!」
その方々の知恵を拝借して、今回は専用工具を自作して圧入式BBを外そうと思います☝️
圧入式BBを外す道具を作ります❗️
道具を作るにあたって用意したものは、この4つ。
① 長さ100mmのM8ボルトナットワッシャーセット ※参考価格 162円(税込)
② 厚さ5mm程度の金属の板(たまたま穴あき)
③ 直径50mmの塩ビパイプ継手 ※参考価格 101円(税込)
④ Lアングルから切り出した金具
①と③は、近所のホームセンターで購入。
②と④は、何かの時のガラクタ箱にあった物🤣
この中で一番重要なのが、④の金具☝️
BBを内側から引っ掛けて、引っ張り出すためのものです。
幅が15mm、厚さ2mm程度のLアングルがあったので、これを加工します
サンダーで削り出して、ドリルで穴あけて完成❗️小さい方の穴は、元々のアングルの穴なので不要です😅
そして、この4つはこんな並びで使います。
バラバラの状態だと、こんな感じ
左のワッシャーは不要だと思うけど、
一応入れます
組むと・・・、こんな感じ
塩ビパイプ継手は、車体フレームにあたる側に、養生のためにビニールテープを貼りました。
道具も完成したので、BBを外します
初めての作業で下準備はしたものの、これで大丈夫なの?って思いながら作業開始〜❗️
まずは自作した金具をBBの中に入れ、内側の段差のある部分に引っ掛け、ボルトを通します。
正面から見るとこんな感じ
裏側から覗くとこんな感じ
次に塩ビパイプ継手をフレームのBBに被せるように当て、金属の板で押さえるような形でセットします。
そして、ナット側を締めていき、金具に引っ掛かっているBBを少しずつ引き抜く。
抜けて来る様子は、金属板と塩ビパイプ継手の隙間から確認出来るので安心です。
奥側はボックスレンチでボルトが回らないように固定し、手前はメガネラチェットで締めていきます
ボックスレンチは、固定したいボルトの頭がBBの中にあるので、ラチェットにエクステンションバーを付けて使用
ハイ、取れました👌
意外と「あっさり」、「優しく」外せました😀
こんな具合にボルトに全てが付いて来ます😆
もう片側も同様の作業して終了〜!
無事キレイに外せました😄
「ninja」BBを取り付けます
実は、2台目のグストを購入する際、いつもの自転車屋さんにこのTOKEN「ninja」BB841T-41TBTを交換してもらおうとお願いしたのですが、なんとメーカー在庫がゼロ💦
「入荷予定もわかりません・・・なので、うちじゃ直ぐに出来ません」、との事。
そんな訳で、「じゃあ仕方ない、自分で探して自分で作業しよう❗️」って話に・・・😅
色々探して最安でポチったら、アメリカから一週間位で届いたのがこちら↓😀
開封すると、本体とスペーサー、そして説明書。
さて、作業開始〜!
と言っても、スレッドフィットBBなので、入れてネジ込むだけ☝️
ホント、楽チンです😄
それでは、簡単に作業手順を・・・。
BBのフレームに固定される樹脂部分に
グリスを塗布します☝️
BBのネジ部分の噛み合わせに注意しながら、
手で締まるところまでネジ込む💪
最後にシマノホローテックII用の工具で締め込めば完了!
締め付けトルクは、25〜30Nm
うちの格安工具でも、十分役立ちました😆
ハイ、取り付け完了〜‼️ ホント、簡単です👌
今後のメンテナンスや交換作業は、ネジ回すだけで手間要らず、ですね👍
噂のBB、その回転性能はどうなんだ⁉️
その差歴然‼️
グスト純正のBB FSA MS169とTOKEN「ninja」BB841T-41TBTのビフォー・アフターをぜひ、動画でご覧下さい😀
乗らなくても違いが分かる❗️
チェーンを外した状態でクランクを回転さると・・・、一目瞭然❗️その差歴然‼️
どちらも新品未使用の状態での比較です。
Befor
グスト 純正 FSAのMS169は
2.5回転位
After
TOKEN「ninja」BB841T-41TBTは
4.5回転位
その回転性能は、クランクの回転数の差でも判断出来ますが、
それ以上に、クランク回転の止まり方を見ると、如何に抵抗が少ないかが分かりますね☝️
TOKEN「ninja」BBは、
しつこいようだが、その差歴然‼️
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